焚き火を楽しんでいたところにやってきた2台の車。
私がいた場所からおよそ20m程離れた場所にある炊事棟の前に停まりました。
ん?こんな時間にキャンパーさんかな??
そう思っていると
なかなか高級そうな2台の車から降りてこられたのは
7、8人の
ヤングボーイ & ヤングガール
ワイワイ、キャッキャ♪ とはしゃぎながら若者たちが降りてきました。
ドライブ途中でトイレにでも寄りに来たのかな?
とか思っていると、おもむろに・・・
よっしゃぁ!さっそくやろうでぇ~~~
なんとBBQの準備を始めたではありませんか!?
炊事棟には照明が点いていたので確かに明るい場所ですが。
既に結構な寒さですし、この時間からさらに冷え込んできそうです。
ヤングたちの服装は今風のオシャレ着で完全防寒でもなさそう。。。
(オイオイ。マジか!?)
私は何食わぬ顔をして焚き火をいじっていましたが、内心。
(とっとと食べて早いとこ帰っておくれ・・・) そう思いました(^_^;)
それからヤングたちのBBQがスタート
ギャハハ~~~!! マジ、ウケル~~~!!
静かなキャンプ場に響き渡る嬌声。
ひとり焚き火で癒されていた私の心が
徐々に
暗黒面(ダークサイド) に支配されていきます
あまりにうるさいのでとても焚き火を楽しむ気分ではなくなり、
キャンプをはじめてから初めて
この薪、早く燃え尽きろ!
って念じてしまいました
盛大に放り込んだ薪がようやく静かになってきましたが
BBQはますます賑やかに(>_<)
ようやく焚き火が終わって、幕内に引きこもり飲み直そうかと。。。
鬱々とした気分で幕内に入ると
あれ??なんか暗い?
違和感を感じてペトロちゃんを見ます。
絶賛不完全燃焼ちう~
お、お前まで...
さらなる失意の中、引きこもった幕内気温は7.8℃。
時刻は23:00を過ぎています。。。
こっちはそろそろ寝るよ
ってフォースを醸し出すために
灯りを落として 安いワインをチビチビ。
更にテンションがあがるヤングたちのBBQ・・・
とうとう音楽まで聞こえてきました
雰囲気も何もねーよ
気を取り直し、とりあえず湯たんぽ用のお湯を沸かします。
もう、何もかもが残念な気分です
24:00を過ぎて幕内気温は14.9℃。
ペトロちゃんも消えるとストーブだけじゃ少し寒さを感じました。。。
まだまだヤングたちのBBQは大爆笑に包まれながら続いています。
24:00も過ぎたので、さすがに寝ようと思って私はトイレに
外は結構寒くて0℃位にはなっていたと思います。
トイレの帰りにどうしても我慢できなくなった私はとうとうヤングたちの所に。
「すみません~。そろそろ寝ようかと思うんでもう少し静かにしてもらえますか」
「あっ!スンマセン~!うるさかったっスか?」 とヤング。。。
(うるさいなんてもんじゃないよっ!!)
そう言いたかったのをぐっと堪えて
「ゴメンなさいね」
そう言って幕に戻りました。。。
・・・5分もたたず
ギャハハハ~~~!それヤバイっしょ!超ヤベー!!
・・・
もう、はらわたが煮えくり返りました。
しかしもう夜中。
外は相当寒いですし女の子もいるので、そう長くはもたないだろうと。
そう思い定めて私は寝床に潜り込みました。
湯たんぽを放り込んだ寝床はほんのりと暖かく、
厚着をしていたのもあってポカポカと気持ちが良い
少し酔っていたのか、疲れたのか、私はウトウトと。。。
そもそも私はどちらかと言えば
少々うるさくても平気で寝られるho...
ウォ~~~!!牡蠣焼こうや!牡蠣~~~!!
(ええぇ!?まだこれから焼くの??)
時計を見ると1:00過ぎ...
超盛り上がり続けるヤングたちのバカ騒ぎにもう、うんざり(-_-;)
もう1回注意と言うか、ぶち回してやろうかと思いましたが
寝床から出るのが非常にメンドクサイのと、
この齢になって顔腫らして会社に行くのも嫌
なのでぐっと堪えて目を閉じました。
いっせーのイチ! いっせーのニ!! うわ~負けたぁぁぁ!!
ゲームを始めて盛り上がるヤングたち・・・
(もうお前ら寒さで死んでしまえっ)
災難はさらに続きます・・・
ヤングたちのバカ騒ぎに対して心の中でいちいち文句を言っていると
ギュルギュルル~
夕食に食べたスンドゥブ鍋が原因なのか?寒くてお腹が冷えちゃったのか?
私のお腹まで悲鳴を上げ始めました(>_<)
時計を見るともう2:00過ぎ・・・
依然、ヤングたちは盛り上がっています。
しかし。こんな気分でトイレに行こうものなら揉めてしまうかも知れない。。。
いや、揉めたが最後。
こんな状態でお腹に蹴りでももらおうものなら、その瞬間から
私のあだ名が
「ウ◯チマン」になってしまう
寝床の中であぶら汗をかきながら必死で念じます。
(早く帰って下さい!早く帰って下さい!早く帰って下さい!!)
どの位時間が経ったでしょうか。
打ち寄せるO.P.P(おなかピーピー)の波と戦いながら悶絶。
もはやこれまでか!?
そう思った矢先。
大騒ぎしながらも
ガチャガチャとBBQコンロか何かを片付ける音が!!!
もうすぐ静かになりそうですね
案の定。あっと言う間に静かになり、車が走り去る音
長い戦いが終わった瞬間。
気が付けば私のお腹も治まっていました(*^_^*)
いったい何時だったんだろう...
猛烈な疲労感と安堵感で、私はすぐ眠りに落ちたのは言うまでもありません。。。
オヤスミナサ~イ
おはようございます~ 7:00頃起床。ほんと散々な夜でした。
幕内気温は0.8℃。それよりもあまり寝た気がしません(^_^;)
因みに新兵器で使用したキャプスタのEVAフォームマット。
・・・正直、効果の程はあまりわかりませんでした
効果としてはやはりインフレマットの方が良いのではないでしょうか?
で。とりあえずトイレに行ってから幕をパチリ
昨晩は大変だったな・・・
車の水滴が凍ってますね。
寒かったものね。
それにしてもキンと冷えた外の空気は気持ち良いものです♪
予報だと少しは晴れるみたいです
しかし・・・ 私は目を疑いたくなる光景を目にします・・・
昨晩ヤングたちがBBQをしていた炊事棟の方を見ると
何故かコンロや道具が置いてあります
えっ??っと思っていると、
キャンプ場を出た所にある駐車場に昨晩の車2台が停まっているではないですか。
(ええーーーっ!! ま、まだいたの~!! 涙)
もう愕然です
昨晩の悪夢が思い出されると同時に、
(こいつら、また朝から騒ぐ気か!?) と不安な気分に
せめて今日はのんびり過ごして、
幕も完全乾燥させて帰ろうと思っていましたが
もう、そんな気分にはなれませんでした(>_<)
幸いにも、ヤングたちは夜更かししたからか
お酒の飲み過ぎか、
それとも凍死したのか起き出してくる気配はありません。。。
私はとにかく少しでものんびりした雰囲気を味わいたいと思い
コーヒーをがぶ飲み(笑)
どうやら私にとって、朝のコーヒーは「のんびり」の重要ポイントになっている様です。
ヤングたちが起き出してくるまでは粘ろうと
コーヒーをがぶ飲みしながら、でも少しずつ片付けを始めます。
陽が昇り、ストーブを点けている幕内気温は17.9℃まで上昇。
しかし、とうとう幕の近くで車の音が聞こえました
来やがったっ!!
そこからは急ピッチで撤収作業を進めます
幕は結露でビチャビチャですがもちろん気にしません!
しかも時折、小雨がぱらついていました
それでも合間にコーヒーは飲み続けました!
もうヤケクソ!
オレは今、のんびりしているんだ・・・ そう自分に言い聞かせます
帰ったら間違いなくO.P.Pになるな...
一方のヤングたち。
撤収作業をしている私には一切関心が無い様で、昨晩同様大はしゃぎ
「うるさくしてスミマセンでした」のひと言位ないんかい??
見れば20歳前後の若者たちでした。(多分)
ほぼ撤収作業が終わりに近づいた頃、
ヤングたちがようやくいなくなってくれました
もう遅いですけどね...
しばらくして私も撤収完了
散々なキャンプになったな・・・
嫁ハンに昼までには帰宅するとLINE。
それならば、ちょっと時間もあるので
私と同様、不完全燃焼だったペトロちゃんをいじります。
まず普通に点灯してみるとやっぱり変...
マントルも真っ黒。不完全燃焼してます(-_-;)
ニードルを確認して、ノズルとガスチャンバーを増し締め。
ガスチャンバーの高さを調整して再び点灯すると。。。
ちゃんと点いた~
少し不安定な気もしますが、マントルも復活!とりあえずOKとします
これ位の良い事はあっても良いですよね?
再び私一人になったキャンプ場で今回のキャンプを振り返ります。
トラウマになりそうです!!
子供たちがいなくて良かった!
そう言えば朝食も食べなかったな~とか思いながらキャンプ場を出発
酷かったキャンプでしたが、一つだけ救いもありました。
それはヤングたちが帰った後。
BBQをしていた炊事棟付近を見てみるとゴミ一つ落ちていなかった事
まだまだ日本も捨てたものじゃないな・・・
ほんの少し。ほんの少しだけ、そう思う事ができました
本当に少しだけ!
それから帰宅した私は濡れた幕を干して、道具を片付けつつ。
嫁ハンに今回のキャンプの事を思いっ切り愚痴りました(^_^;)
そんな今年初のキャンプ。簡単に言えば、
寒いなか、ただ外に寝に行っただけ!!
眠れませんでしたけど
キャンプをはじめて3年以上経ちましたが、
今回のキャンプは良くも悪くも... いえ、悪い方で...
今のところ
一番思い出に残るキャンプとなりました
キャンプシーズンでもないのに
こんな事もあるんですね・・・ 勉強になりました・・・
それでは これにてレポは終了です!
長々と読んで頂きまして有難う御座いましたm(__)m
皆さんが私と同じ目に合わない事を心よりお祈り申し上げます!
おしまい
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